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"高速バス運転士"の仕事はハードなのか?

「高速バス運転士」をしている旧友のYさん(以降 運転士Yさん)に話を聞いてきました。

高速バスの運転士ですので市バスのように一般道を走るバスではありません。

昼にも高速バスは走っていますけれど代表的なのは夜行バスですね。

バス運転士は生活していく上で身近に感じられますが、実際にバス会社へ就職したという人は中々いないと思います。

最近は何かとニュースに取り上げられる高速バスですが「本当にウワサ通りの激務なのか?」も含めて紹介していきます。

バス運転士 職業

回答者(運転士Yさん)の情報

年齢

20代後半

性別

男性

学歴

文系大学卒業

職歴

転職はしていません。

ただ、大学卒業時にはバス運転士の免許を持っていなかったので、新卒で就職ができませんでした

新卒時はバス運転士の免許取得を目指しながら、引っ越しやのバイトに励んでいました。

無事にバス運転士の免許を取得できたので翌年度にはバス運転士に就いています。

就職理由

もともと乗り物が好きで"乗り物関係"の職業に就こうと考えていました。

電車やカーショップ、トラックドライバーなど迷ったようですが、バスを運転してみたいという気持ちたくさん運転できるという理由でバス運転士を最終的には選びました。

"バス運転士"の現状

会社

所属しているのは某大手バス会社の子会社です。

高速道路を走る高速バス運転士をしています。 

勤務内容

高速道路でバスを運転するのがメインです。

私たちが普段目にしているのは運転してくれている姿だけですが、運転だけではなく裏でしている仕事もあります。

 

バスの出発前にはバスの動作に問題がないか点検をしています。

「バス整備士がしているのかな?」と勝手に思っていましたが、実際は運転士が出発前に決まった項目について点検を行っているのです。

目的地に着いた後は会社への報告を行います。

こちらは一般企業と変わりありませんが、一つの仕事が終わるたびに上長へ報告をあげています。

 

基本的に「いつ・どのバス・どのコース」を運転するかは決まっているのですが、運転士が急病になったなどの理由で突発的な出勤もあるようです。

こちらについては断ってもOKなようですが、休出扱いになり給料が多くなるので運転士Yさんはあまり断らないようです。

勤務時間

シフト制で2週間前には休日の希望を出しています。

高速バスでは長距離運転になるので拘束時間が長くなります。

6:00〜20:00の勤務になることも珍しくありません。

目的地が地方になることも多く片道の運転が終わると現地に一泊し、翌日の復路で帰ってくるという勤務体系も頻繁にあります。

一般企業の出張が頻繁にあるようなイメージです。

残業時間

残業は1時間以内のものであれば、ほぼ毎日のようにあります。

バスが遅れたり、運転記録の報告をしていると残業が発生します。

道路の込み具合でバスの到着が前後するのは当たり前なところもあるので残業になるのは仕方がないような気はしますね。

「逆に早くなることはないのか」と聞いてみたところ「バスが予定時刻より早く出発することはないから早帰りはない」と回答がありました。

確かに時刻表よりバスが早く出発するなんてありませんよね。

バス運転士の仕事上、残業はあるけど早く終わることはないようです。

給料(月収・年収)

20〜25万 円で残業によって多少前後します。

ボーナスはありですが会社の利益だけでなく勤務実績によってはカットされるという社則になっています。

バスの出発が1台でも遅れると後続のスケジュールまで確実に影響が出てしまうのでバス運転士に遅刻は厳禁です。

バスの出発を遅らせてしまうとボーナスカットは確実となります。

 

運転士Yさんも一度寝坊したことがあるのですが、その時は出発前の点検には間に合いませんでしたがバスの出発時間には間に合ったのでボーナスカットを免れたと言っていました。

その時の点検は別の運転士の方がしておいてくれました。

特記事項

バス運転士は体が資本です。

ハードなシフト体制ですが早朝でも深夜でも安全に運転できるように体調を整えておかなければなりません。

 

「バス会社には大手しかないの?」という疑問があったのですが、中小企業のバス会社も存在しています。

どうやら貸切バス4台を用意できれば中小企業としては成り立つようです。

 

高速バス運転士になってみて

良い点

当初の目的通り「乗り物が好きやからバス運転できて良かった」というのが一番良かった点です。

バスの種類も豊富でスイッチの位置が違ったり、ギアが6速のもの、7速のもの、エンジンでも5種類程度あったりと運転するバスが変わることも楽しみの一つです。

一般の運転手である私からすると日頃慣れていない車を運転するのはちょっと怖いと思うのですが、乗り物好きである運転士Yさんにとっては種類が多い方が良いようですね。

悪い点

勤務はシフト制だという話をしてもらいましたが、やはり勤務時間が日によってバラバラなのは体力的にもキツイですね。

目的地が毎度異なるので、片道3時間を往復したり、片道5時間で1泊したりと運転時間も日によって変わります。

また、人の命を預かってる割には給料が安いというのは不満だと言っていました。

転職したいか

全く考えていません。

バス運転士としての仕事が気に入ってるからです。

仮に転職をするとしたら乗り物の運転とは関係のない職業にするつもりだと言っていました。

就職を他者に勧めるか

給料は安いけど乗り物が好きなのであればお薦めします。

まとめ

運転士Yさんはニュースで放送されているほどの激務ではありませんでしたが、一般企業勤の勤務と比べると厳しめのシフト勤務ではあると思います。

早朝から深夜までシフトの幅が広いことや日常的に一泊しなければならないというのは体力面・精神面ともに削られるでしょう。

半端ではない距離と時間を運転に費やすことになりますので運転士を目指す方は「3度の飯より運転好き」というような人でなければ辛くなってしまいそうです。